桜木星子の“宝塚×MAG”

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宝塚歌劇を「知って」「好きになって」「もっと楽しんで」いただくためのMagazine

退団

3月 7日

花組トップスター・真飛 聖、宝塚大劇場とさよなら…

真飛聖メモリアルブック本日の宝塚大劇場公演『愛のプレリュード』 『Le Paradis!!』千秋楽にて、花組トップスター・真飛 聖さんが、宝塚大劇場の舞台を卒業し、本公演終演後、真飛 聖サヨナラショーが行われました。

また、眉月 凰さん、真野すがたさん、祐澄しゅんさん、天宮菜生さん、天咲千華さん、鳳龍アヤさん、朝陽みらいさんも、宝塚大劇場を卒業しました。

美しく、気品ある色香が溢れる男役、真飛さん。
『太王四神記』のタムドクや『虞美人』の項羽などの重厚な大役も似合う半面、『相棒』の杉下右京や『EXCITER!!』のMr.Yuなど、彼女にしかない旨味で楽しませてくれました。

この後、3月25日(金)~4月24日(日)同作品が東京宝塚劇場で上演され、それが男役としての、トップスターとしての真飛 聖のラストの公演となります。


■All About「宝塚ファン」
花組トップスター・真飛 聖さん、退団を発表!
トップスターの有終の美、サヨナラ公演
2月 4日

宝塚歌劇団を去るとき

学校は“卒業する”、仕事なら“退職する”……
タカラジェンヌがタカラジェンヌをやめる時は“退団する”と言います。

退団に際して、宝塚ならではのセレモニーが行われます。
その際たるものが、舞台での退団の挨拶。
退団する生徒のほとんどが公演の千秋楽付けで退団するのですが、その千秋楽の舞台上で行われます。
フィナーレの幕が降りると、退団者は黒の紋付と緑の袴に早替わり。
トップスター以下組子全員が見守る中、退団者は一人ずつ大階段を降り、組や同期生からの花束をもらった後、それぞれが自分の思いのこもった言葉で、お客様に向け挨拶をします。

この挨拶は、仲間内だけではなく、これまで応援して下さったお客様に対しての感謝の気持ちとお別れの言葉です。

稽古中も公演中も、同期生や組子、そしてファンの方々が、“退団者のためにしてあげられること”を常に見つけ、温かく接しています。
例えば「真っ白な化粧前」などもその一つで、退団者がよく言う「最高に幸せです!」とは、こうした温かさを感じるからこその言葉。
宝塚歌劇団の生徒が「宝塚って、なんてイイところなんだろ~」と一番強く感じるのは、自身が退団する時かもしれません。

トップスターが退団する公演は、サヨナラ公演と呼ばれています。
演目も退団にふさわしい作品が選ばれ、千秋楽とその前日の2回(トップ娘役は千秋楽のみ)、通常の公演の幕が降りたあと、サヨナラショーが開催されます。


真飛 聖『MATOBU Sei Single Collection』本日より、花組トップスター・真飛 聖さんのサヨナラ公演『愛のプレリュード』『Le Paradis!!』 が始まります。
ゆうさん、トップスターとしての、男役としての集大成を見せてくれるに違いありません。


■ミュージカル・ロマン 『愛のプレリュード』  作・演出/鈴木 圭
■レビュー 『Le Paradis!!』-聖なる時間-  作・演出/藤井大介
・2月4日(金)~3月7日(月) 宝塚大劇場 
・3月25日(金)~4月24日(日) 東京宝塚劇場 
<出演者>真飛 聖 蘭乃はな 他
9月 12日

雪組トップスター・水 夏希さん、トップ娘役・愛原実花さん、退団

本日9月12日(日)、『ロジェ』『ロックオン!』千秋楽(東京宝塚劇場)にて、雪組トップスター・水 夏希さんが、宝塚大劇場の舞台を卒業しました。

またトップ娘役・愛原実花さんをはじめ総勢10名の退団者も、宝塚歌劇団を退団しました。

Mizu_Natuki Thank you水 夏希さんは月組公演『グランドホテル』『BROADWAY BOYS』で初舞台を踏みました。
79期生。
2006年12月、雪組トップスターに就任。
愛称、ミズ、ちか。


10年近く前のこと。
ある宙組公演を最前列で観劇しました。
銀橋にいる水 夏希さんを真下少しナナメ横から見上げた時、驚きました。なつめさん(大浦みずきさん)にそっくりだぁ~……と。

でも似ていたのは、真下少しナナメ横からの風景だけではありませんでした。
キレのいいダンス。
シャイで真面目なところ。
下級生を引き上げてくれるところ。
正塚晴彦先生の描く“男”が似合っていたのも同じですね。


「歌劇」9月号の「水 夏希を送る言葉」のコーナーで、大野拓史先生がこんなことを。

「水さんとの最も幸せな出会い方は、その後輩となることではないか…」
(株式会社阪急コミュニケーションズ「歌劇」2010年9月号より)

わかります。ものすごくわかります。

私も、水 夏希というトップスターの組の組子になってみたかった……。

魅力的な男役、心から尊敬できるトップスターでした。



そして愛原実花さん。
2004年、雪組公演『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』で初舞台を踏みました。90期生。
2009年、雪組トップ娘役に就任。
愛称、みなこ。

芝居の上手い人でした。
「それもそのはず、お父様は……」と言われることは、彼女にとって、時には重荷になっていたかもしれませんね。
でも、芝居のセンスをしっかり受け継いでいたことには変わりありません。

サヨナラ公演中に、お父様、つかこうへいさんがお亡くなりになっても、普段と変わりなく気丈に舞台を務め上げた役者根性。
やはり「それもそのはず…」と褒めてあげたい…
よく頑張りました。



同じく退団者の真波そらさん、彩夏 涼さん、紫友みれいさん、悠月れなさん、梓 晴輝さん、美乃ほのかさん、花城 舞さん、琉動真瑳さんも、お疲れ様でした。


これからも、貴女方の、太く長い道を、新たに作って下さい。
応援しています。

これまでどうもありがとう。お疲れ様。


淋しいですねぇ……


■All About「宝塚ファン」
 雪組トップ・水 夏希、愛原実花―退団
7月 26日

雪組トップスター・水 夏希、宝塚大劇場とさよなら…

本日の宝塚大劇場公演『ロジェ』『ロックオン!』千秋楽にて、雪組トップスター・水 夏希さんが、宝塚大劇場の舞台を卒業しました。

本公演終演後、水 夏希サヨナラショーが行われました。

バウ初主演を務めた1999年『ロミオとジュリエット'99』より「世紀末の詩」「愛のテーマ」、トップお披露目作品『エリザベート―愛と死の輪舞―』より「最後のダンス」「愛と死のロンド」、そして思い出の作品『ロシアンブルー』『カラマーゾフの兄弟』『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』『Rio de Bravo』『カルネヴァーレ睡夢』などを歌い踊り、水 夏希の歴史を綴りました。

そして黒燕尾姿で、大劇場最後の階段を降り挨拶をしました。

また相手役、愛原実花さんをはじめ8名の退団者も、宝塚大劇場を卒業しました。

この後、8月13日(金)~9月12日(日)同作品が東京宝塚劇場で上演され、それが男役としての、トップスターとしての水 夏希のラストの公演となります。

MIZU Natsuki Single Collection


募集!水 夏希・愛原実花のあなたの一票!
締切りは7月28日(水)です!

■All About「宝塚ファン」
水 夏希さん、退団発表!

5月 10日

雪組 退団者

ミュージカル『ロジェ』/ショー『ロック・オン!』にて以下の生徒さんが退団すると発表されました。
 
水 夏希(79期)
真波そら(86期)
彩夏 涼(88期)
紫友みれい(88期)  
愛原実花(90期)
悠月れな(90期)
梓 晴輝(90期)
美乃ほのか(90期)
琉動真瑳(93期)


公演日程
・6月25日(金)~7月26日(月) 宝塚大劇場 
・8月13日(金)~9月12日(日) 東京宝塚劇場


◆All About「宝塚ファン」
水 夏希さん、退団発表!

4月 25日

雪組・彩吹真央さん、退団

本日4月25日、雪組スター・彩吹真央さんが、宝塚ミュージカル・ロマン『ソルフェリーノの夜明け』-アンリー・デュナンの生涯-/ショー・グランデ『Carnavale 睡夢』-水面に浮かぶ風景-の千秋楽(東京宝塚劇場)にて宝塚歌劇団を退団しました。

彩吹真央さんは1994年花組『ブラック・ジャック 危険な賭け』『火の鳥』で初舞台。80期生。

『エリザベート』のルドルフやフランツ、『ファントム』のジェラルドなどのミュージカル作品で、抜群の歌唱力を発揮。
また『シルバー・ローズ・クロニクル』エリオット、『マリポーサの花』エスコバル、『カラマーゾフ兄弟』イワン・カラマーゾフなど当り役もたくさん。
(エスコバル、よかったなぁ…。さりげなく格好いい…)

『AYABUKI Mao Song Collection』ファンの方は“トップスターとして0番に立つゆみこさん”“1番大きな羽根を背負うゆみこさん”の姿を見たかったことでしょうね……。残念ながらそれは叶いませんでしたが、二番手の力の大きさ、偉大さを教えてくれました。

男役・彩吹真央さん、16年間お疲れ様でした。そしてありがとう。

◆All About「宝塚ファン」
雪組・彩吹真央――退団

プロフィール

桜木星子

元タカラジェンヌ&いち宝塚ファンの視点から宝塚歌劇の魅力をご紹介します。
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