本公演期間中に、新人公演というものがあります。
新人公演(以下、新公)とは、研7(入団して7年)以下の若手だけで、本公演と同じ作品を上演する公演で、1958年『花の饗宴』より続いています。
この新公は、1ヵ月の本公演の間にたったの1回だけです。
二本立ての場合は通常、お芝居が新公となりますが、まれにショー作品が新公となる場合もあります。

本公演の人数、約80名。それが研7以下だと50名。
俄然、出番も増えますし、初舞台間もない下級生にも役がつきます。
台詞、ダンス、歌……。本公演ではまだまだ与えられないポジションを与えられます。
スターさんが演じる役、ベテランの専科の生徒さんが演じる役など、大役もあります。

主役を演じるのはその作品ごとに違います。学年も決まってはいませんが、その多くは研6や研7あたり。
しかし過去には天海祐希さんが、研1で新公主役(『ミー・アンド・マイガール』ビル役)という異例の抜擢もありました。

演出は、これも若手の演出家が担当します。なので本公演とは弱冠違う場合もありますが、他、台本やセット、衣装や音楽など、本公演とすべて同じ。
また若手だけの公演と言えども、チケット代を頂戴してでの公演です。

新公の全体的のレベルは、そりゃ本公演に比べれば幼いのは当たり前。
しかし中には、本役に負けず劣らずいい演技をする生徒もいれば、新公をきっかけにスターダムにのし上がる生徒も大勢います。
つまり新人公演での成果は、今後の配役を決める上での目安となり、将来トップスターになる素質を持った生徒を見出すきっかけともなるのです。
だからこそ生徒たちは、本公演という本番の舞台に毎日立ちながらも、その開演前や終演後に猛稽古をします。

ファンにとって新公はどんな存在なのでしょう?
未来のスターを発掘したり、新公をきっかけに誰かのファンになったり。
若手のファンにとっては、応援している生徒の活躍する姿を観れるうれしい公演でしょうね。

近日の新人公演
・1月18日 宝塚大劇場 雪組『ロミオとジュリエット』
・1月20日 東京宝塚劇場 宙組『誰がために鐘は鳴る』
(*両方ともチケットは売り切れています)