あと一週間で今年も終わりということで、大晦日のNHK紅白歌合戦と宝塚のお話です。

私のリサイタルこれまでに何名も宝塚出身の歌手が紅白に出場しています。
その歴史は古く、1952年の「第2回紅白歌合戦」が最初。
紅組歌手12名の枠に、映画大女優轟夕起子さん、スウィングの女王と呼ばれた池眞理子さん、そしてシャンソンの女王、コーちゃんこと越路吹雪さんの3名の宝塚出身の歌手が出場しました。

翌年の1953年「第3回紅白歌合戦」にも、乙羽信子さん、久慈あさみさん、月丘夢路さんの3名が。

やがて、会場を東京宝塚劇場に移した1956年「第7回紅白歌合戦」より、越路吹雪さんが常連に。
それは1969年「第20回NHK紅白歌合戦」まで続き、春日八郎さんと共にその年の最多出場でした。(翌年からは辞退)

越路吹雪さんと並び、朝丘雪路さんも常連に。
またその頃、宝塚音楽学校を中途退学した梓みちよさんも登場。

プレミアム・ベスト 小柳ルミ子越路さん、朝丘さんとバトンタッチするように現れたのが、小柳ルミ子さん。
(小柳ルミ子さんは宝塚音楽学校卒業後「夏川るみ」の芸名で初舞台。しかし、歌手の道へと進むためすぐに退団)
1971年「第22回紅白歌合戦」から1988年「第39回NHK紅白歌合戦」まで出場しました。

その後、歌手としてはありませんが、審査員や応援ゲストでの出演は多数ありますね。

新しいものでは、2007年「第58回NHK紅白歌合戦」布施明さんの「君は薔薇より美しい」のバックダンサーに、初風緑さん、伊央里直加さん、風花舞さん、星奈優里さん、貴城けいさん、蘭香レアさんが出演。
なんとも豪華で美しいダンサーでした。


現役生徒の出演となると、1999年「第50回NHK紅白歌合戦」。「紅白50回ザッツエンターテインメント」と題したコーナーでショーを行っています。
出演は、真琴つばささん、紫吹 淳さん、檀 れいさんら月組生。
紅白50回という節目、また宝塚歌劇団も85周年を迎えた年でした。

上記はゲスト出演ですが、歌手として出場した現役生徒さんもいます。
それは、1961年「第12回紅白歌合戦」に出場した、当時の星組トップスター・寿美花代さん。
主演作『華麗なる千拍子』が芸術祭賞受賞後の人気絶頂の頃でした。