宝塚音楽学校と宝塚歌劇団で学んだアレコレは、一生の宝物。
そんなアレコレをお話します。
「気持ちよく挨拶」
礼儀作法、とりわけ“挨拶”にいたっては、厳しく指導される宝塚音楽学校。
中でも日々1番多く話すのが「おはようございます!」や「お疲れ様でした!」などの日常的な挨拶でしょう。
「朝何時何分までは目礼」「何時以降は“おはようございます”」「夕方何時以降は“お疲れ様でした”」…
この教室では? 廊下では? 寮の中では?……
と、TPOにより言い方も様々。
宝塚歌劇団に入団してからの「おはようございます!」や「お疲れ様でした!」は、宝塚音楽学校時代ほど複雑ではありませんでした。
その日初めて会った人には、たとえ夕方であろうと「おはようございます!」。
今日はもう会わないと思う人には、たとえ午前中であろうと「お疲れ様でした!」。
芸能界のしきたりと同じです。
そんな、どーってことのない「おはようございます!」「お疲れ様でした!」に、私はある時疑問を感じまして……。
ごくたま~にいました。
挨拶をしても挨拶を返してくれない、返してくれたとしても素っ気無い上級生が。
おそらく、とても疲れているのか、体調が悪いのか、何か理由があるのでしょう。
でも下級生というものは何かにつけ、上級生の顔色が気になるわけです。
「もしかして私、○○さんを怒らせてしまうことをしてしまったのかしら…?」とね。
「あの場面が原因? 私、リフト、重い…?」とか。
「新公でお借りした衣装、どこかが破れていた? あんなに点検したけど…」なんて。
同じ場面に出ていない同期か下級生に「リフト、舞台袖から見てて!」と頼んだり、お衣装部さんに「衣装……何か問題ありました?…」と聞きに言ったり。
「考え過ぎ…」「被害妄想!」と思われるでしょうし、今思い返せば笑っちゃいますが、やはりその当時は、すべてにおいて敏感。
で、挨拶を返してくれない理由は、結局わからずじまい。
つまり、私が原因ではないらしい。
そこで思ったわけです。
たとえ、疲れていても体調が悪くても何か心配事があったとしても、挨拶は気持ちよくするものだ…と。
ここは職場であって、これからいっしょに舞台に立つ共演者同士なのだから…と。
そしてもう一つ。
挨拶とは決して、地位や年齢の下の者が上の者にするものではなく、お互いにし合うものだ…と。
そう感じさせてくれたのは……
私の100倍も疲れているだろうに「お疲れさぁ~!」と元気に言ってくれる上級生や、向こうから「おはようっ!」と手を振ってくれる上級生がたくさんいたからでしょう。
日々何人もに言う「おはよう!」や「お疲れ様!」。
どーってことのない挨拶だからこそ、気持ちを込めて言ったほうが、気持ちがイイもんです。
そんなアレコレをお話します。
「気持ちよく挨拶」
礼儀作法、とりわけ“挨拶”にいたっては、厳しく指導される宝塚音楽学校。
中でも日々1番多く話すのが「おはようございます!」や「お疲れ様でした!」などの日常的な挨拶でしょう。
「朝何時何分までは目礼」「何時以降は“おはようございます”」「夕方何時以降は“お疲れ様でした”」…
この教室では? 廊下では? 寮の中では?……
と、TPOにより言い方も様々。
宝塚歌劇団に入団してからの「おはようございます!」や「お疲れ様でした!」は、宝塚音楽学校時代ほど複雑ではありませんでした。
その日初めて会った人には、たとえ夕方であろうと「おはようございます!」。
今日はもう会わないと思う人には、たとえ午前中であろうと「お疲れ様でした!」。
芸能界のしきたりと同じです。
そんな、どーってことのない「おはようございます!」「お疲れ様でした!」に、私はある時疑問を感じまして……。
ごくたま~にいました。
挨拶をしても挨拶を返してくれない、返してくれたとしても素っ気無い上級生が。
おそらく、とても疲れているのか、体調が悪いのか、何か理由があるのでしょう。
でも下級生というものは何かにつけ、上級生の顔色が気になるわけです。
「もしかして私、○○さんを怒らせてしまうことをしてしまったのかしら…?」とね。
「あの場面が原因? 私、リフト、重い…?」とか。
「新公でお借りした衣装、どこかが破れていた? あんなに点検したけど…」なんて。
同じ場面に出ていない同期か下級生に「リフト、舞台袖から見てて!」と頼んだり、お衣装部さんに「衣装……何か問題ありました?…」と聞きに言ったり。
「考え過ぎ…」「被害妄想!」と思われるでしょうし、今思い返せば笑っちゃいますが、やはりその当時は、すべてにおいて敏感。
で、挨拶を返してくれない理由は、結局わからずじまい。
つまり、私が原因ではないらしい。
そこで思ったわけです。
たとえ、疲れていても体調が悪くても何か心配事があったとしても、挨拶は気持ちよくするものだ…と。
ここは職場であって、これからいっしょに舞台に立つ共演者同士なのだから…と。
そしてもう一つ。
挨拶とは決して、地位や年齢の下の者が上の者にするものではなく、お互いにし合うものだ…と。
そう感じさせてくれたのは……
私の100倍も疲れているだろうに「お疲れさぁ~!」と元気に言ってくれる上級生や、向こうから「おはようっ!」と手を振ってくれる上級生がたくさんいたからでしょう。
日々何人もに言う「おはよう!」や「お疲れ様!」。
どーってことのない挨拶だからこそ、気持ちを込めて言ったほうが、気持ちがイイもんです。
コメント
私も相手が挨拶してくれないと『ん?』と気になりますね。
相手が気付かない場合も多いみたいです
(私も挨拶に気付かず返しそびれてしまったことが・・・)
気持ちいい挨拶は自分も相手も元気にさせてくれる魔法のようですね
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