毎年8月のお盆明けぐらいに翌年の公演ラインナップの前半が発表されるため、宝塚ファンはどきどきワクワクしながら身構えているのですが……どうやら今年は小出しに発表のようで。
7月以降に発表された作品を、上演順にご紹介します。


月組
■ミュージカル『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』
作・演出/齋藤吉正

12月23日(木)~1月6日(木) シアター・ドラマシティ
1月14日(金)~1月21日(金) 日本青年館

<出演者>霧矢大夢 蒼乃夕妃 他

STUDIO 54NYとは、毎夜セレブが訪れる、NYに実在する伝説のディスコです。
ディスコと聞くと若者…というイメージがありますが、少々違うのかもしれません。
ここから発信された懐かしのヒット曲もたくさんあるのでしょうね。


雪組 
■ミュージカル『ロミオとジュリエット』 潤色・演出/小池修一郎

1月1日(土)~1月31日(月) 宝塚大劇場
2月17日(木)~3月20日(日) 東京宝塚劇場

<出演者>音月 桂 舞羽美海・夢華あみ 他

この夏、星組・柚希礼音さん主演により、梅田芸術劇場メインホールと博多座で上演され好評を得た同作品を、本公演バージョンで。
ラインダンスや大階段などフィナーレも楽しみですね。

そしてこの作品が、雪組次期トップスター・音月 桂さんの本公演お披露目公演となります。

雪組の固定の娘役は今のところいません。
よってヒロインのジュリエットを演じるWキャストの二人の娘役さんはトップ娘役ではないのですが、驚いたのは夢華あみさんの大抜擢。研1で本公演ヒロインとは凄い…。


月組
■ダンス・パフォーマンス『Dancing Heroes(ダンシング ヒーローズ)』
作・演出/三木章雄

1月8日(土)~1月18日(火) 宝塚バウホール

<出演者>桐生園加 他

桐生園加さんを中心に、ダンスの上手い生徒さんたちによるダンス・パフォーマンス。
こうした作品は、若手にも大変勉強になると共に、「おっ! あの子、踊れるじゃん!」と観客に気づかせてくれるものです。


メイちゃんの執事 (メイちゃんの執事シリーズ) (コバルト文庫) 星組
■バウ・ミュージカル『メイちゃんの執事-私の命に代えてお守りいたします-』(仮題)
脚本・演出/児玉明子

1月29日(土)~2月8日(火) 宝塚バウホール
2月15日(火)~2月21日(月) 日本青年館

<出演者>紅ゆずる 他

宝塚では多い劇画の舞台化です。
水嶋ヒロさんや佐藤健さんにも負けないカッコイイ執事が並ぶことでしょう。
紅ゆずるさん、バウホール公演初主演となります。


星組
■ミュージカル『愛するには短すぎる』
脚本・演出/正塚晴彦
■ミュージカル・レビュー『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』
作・演出/岡田敬ニ

2月1日(火)~2月24日(木) 中日劇場

<出演者>柚希礼音 夢咲ねね 他

どちらも再演作かつサヨナラ作品。

元星組トップ・湖月わたるさんサヨナラ公演だった『愛するには短すぎる』。恋愛と男同士の友情が絡み合い、爽やかに泣ける作品でした。
原案は、5月1日に他界された小林公平氏。

1990年初演『ル・ポァゾン 愛の媚薬』 は、元月組トップコンビ、剣幸さんとこだま愛さんのサヨナラ公演。
甘美で大人のムードあふれるレビューです。


花組
■ミュージカル・ロマン『愛のプレリュード』
作・演出/鈴木 圭
■レビュー『Le Paradis!!(ル パラディ)』
作・演出/藤井大介

2月4日(金)~3月7日(月) 宝塚大劇場
3月25日(金)~4月24日(日) 東京宝塚劇場

<出演者>真飛 聖 蘭乃はな 他

お芝居は、昨年、人気ゲームソフト『逆転裁判』をヒットさせた鈴木圭先生の本公演デビュー作。
今回はサンタモニカが舞台の純愛物語だそうで。

そしてショーは…いえ、レビューは、藤井大介先生。
花組さん、大介先生率が高いですね~
『EXCITER!!』のような、何度も観たくなる楽しい作品を期待します。


と、現在発表の作品は以上。
その後の作品も楽しみですね。