汗ばむ陽気となってまいりましたが、“常に真夏!”な舞台に立っている宝塚の生徒さんたち。
あれだけ踊ったり、夏なのに真冬のような衣装を着せられたりで、生徒さんのかく汗、半端じゃありません。
タカラジェンヌが夢を売るフェアリーで、かく汗もシトラスの香りだとしてもだ。汗をかけば衣装も汚れます。

じゃ、一ヶ月の公演中に衣装って洗濯するの? 
それは、しないものとするものに分かれます。

洗濯しないもの……大きなものほとんど。
ドレス、スーツ、タキシード、燕尾服、飾りがたくさん付いている衣装、着物類など。
こうした衣装は、公演が終ってから。

洗濯するもの……家庭でも洗えそうなもの。
ブラウスや男役さんのYシャツ類、レオタード素材の衣装やタイツ、下着のキャルや襦袢、足袋などなど。
衣装部さんが洗濯して下さいます。

洗濯は“洗濯日”と呼ばれる日に。だいたい休演日の前日。
終演後に、洗濯する衣装を衣装部さんに出せば、休み明けにはきれいになって戻ってきます。もちろんアイロンもパリッ!


洗濯は汗だけじゃない、汚れも取らなきゃ。その代表格が化粧の汚れ。
男役さんのYシャツの首周りなんて、ドーランがべったり。娘役さんも体を塗っているからあちこちに。
誤って口紅を付けちゃったり、足袋裸足(草履などを履かずに足袋だけのこと)だと裏は真っ黒になるし…。

そうした汚れも取るための洗濯なのです。