桜木星子の“宝塚×MAG”

桜木星子の“宝塚×MAG”

宝塚歌劇を「知って」「好きになって」「もっと楽しんで」いただくためのMagazine

2010年12月

12月 29日

宝塚歌劇団の拝賀式

あと3日で新年を迎えます。
新年にあたり、拝賀式を行うお寺や企業もありますが、宝塚歌劇団でも拝賀式を行っています。

場所は宝塚歌劇団の稽古場で、元日の午前中に行われます。
出席者は、宝塚歌劇団理事長を筆頭にスタッフをはじめ劇団関係者や生徒たち。
理事長の今年の抱負など新年の挨拶があり、全員で宝塚歌劇団団歌を歌います。

出席は全員強制ではありません。
元日より東京宝塚劇場に出演の組(2011年は宙組)はまず無理。
オフの生徒の多くは「お正月は実家で…」と帰省したりしています。
出席できるのは関西にいる生徒。


その中には、元日から宝塚大劇場に出演の組(2011年は雪組)の生徒もいます。

拝賀式終了後に楽屋へ。
初日恒例のご挨拶などを済ませ、緊張の初日の舞台。
時間的にも精神的にもちょっと厳しいですが、舞台人にとって、元日から忙しいということは、幸先のいいものです。

hakama出席する生徒は、黒の紋付と、宝塚のシンボルでもある緑の袴という正装です。
黒紋付と緑の袴……目にするこちらの心までもがビシッと気持ちよくなる美しいスタイル。
元旦には、そんな生徒たちを見るために劇団待ちするファンの方も大勢います。



さて、その元日11:30より、宝塚大劇場内ロビーにて新春鏡開きが行われます。

2011年は、先ごろ退団を発表した花組トップスター・真飛 聖と、トップ娘役・蘭乃はなが出席します。
こちらは黒紋付ではなく、華やかな色物の着物に緑の袴姿です。
12月 27日

2010年 宝塚歌劇団まとめ

昨日、東京宝塚劇場星組公演千秋楽を無事に終え、010年の公演がすべて終りました。

昨年は6名ものトップスターが退団したせいか、サヨナラ公演とお披露目公演の繰り返しという慌しい年でしたが、今年は比較的落ち着いた一年でした。

公演ラインナップは『虞美人』(初演1951年)、『誰がために鐘は鳴る』(初演1978年)、『紫子』(初演1987年)、『激情』(初演1998年)、『リラの壁の囚人たち』(初演1988年)など、再演希望の声の高かった名作の久々の再演が目立ちました。

以下は、人事を中心に2010年の宝塚をまとめてみました。

MIZU Natsuki Single Collection◇トップスターの退団
花組トップ娘役・桜乃彩音さん雪組トップスター・水 夏希さん、トップ娘役・愛原実花さんの3名のトップが退団しました。


◇新しいトップスターの誕生
月組トップスター・霧矢大夢さん、トップ娘役・蒼乃夕妃さん、花組トップ娘役・蘭乃はなさん、雪組トップスター・音月 桂さんの4名のトップが誕生しました。
また、雪組トップ娘役に関しては「固定的なトップ娘役は当分設けない」と発表されました。


◇トップスターの退団発表
花組トップスター・真飛 聖さんの退団発表がありました。


◇次期トップスターの発表
花組トップスター・に蘭寿とむさんが就任と発表されました。


II 』ライブCD◇受賞

・星組トップスター・柚希礼音さんが「星組公演における演技」に対し、「第65回文化庁芸術祭賞」演劇部門新人賞を受賞しました。

・演出家・小池修一郎氏が「『エリザベート-愛と死の輪舞-』『太王四神記VerⅡ-新たなる王の旅立ち-』『カサブランカ』『キャバレー』の演出及び脚本の成果」に対し、「第35回 菊田一夫演劇賞」菊田一夫演劇大賞を受賞しました。


◇組替え

蘭乃はなさんが月組から花組へ組替え。
白華れみさんが花組から星組へ組替え。
未涼亜希さんが花組から雪組へ組替え。

また、凰稀かなめさんが2011年2月25日付で星組から宙組へ組替え、蘭寿とむさんが2011年4月25日付で宙組から花組へ組替えと発表されました。


◇2010年退団者(退団順)

専科 萬あきら
花組 桜乃彩音・愛純もえり・花織千桜・絵莉千晶・花峰 千春
月組 紗蘭えりか・鼓 英夏・愛那結梨・美鳳 あや・天野 ほたる
雪組 未来優希・彩吹真央・神 麗華・大月さゆ・水 夏希・真波そら・彩夏 涼・紫友みれい・愛原実花・悠月れな・梓 晴輝・美乃ほのか・花城 舞・琉動真瑳・祐輝 千寿
星組 百花沙里・琴まりえ・梅園紗千・彩海早矢・天緒圭花・本城くれは・白百合ひめ・にしき 愛・水輝 涼・華苑 みゆう・直樹 じゅん
宙組 安里舞生・笹良える・花影アリス・舞姫あゆみ・千紗れいな・輝海せいや
12月 25日

NHK紅白歌合戦と宝塚

あと一週間で今年も終わりということで、大晦日のNHK紅白歌合戦と宝塚のお話です。

私のリサイタルこれまでに何名も宝塚出身の歌手が紅白に出場しています。
その歴史は古く、1952年の「第2回紅白歌合戦」が最初。
紅組歌手12名の枠に、映画大女優轟夕起子さん、スウィングの女王と呼ばれた池眞理子さん、そしてシャンソンの女王、コーちゃんこと越路吹雪さんの3名の宝塚出身の歌手が出場しました。

翌年の1953年「第3回紅白歌合戦」にも、乙羽信子さん、久慈あさみさん、月丘夢路さんの3名が。

やがて、会場を東京宝塚劇場に移した1956年「第7回紅白歌合戦」より、越路吹雪さんが常連に。
それは1969年「第20回NHK紅白歌合戦」まで続き、春日八郎さんと共にその年の最多出場でした。(翌年からは辞退)

越路吹雪さんと並び、朝丘雪路さんも常連に。
またその頃、宝塚音楽学校を中途退学した梓みちよさんも登場。

プレミアム・ベスト 小柳ルミ子越路さん、朝丘さんとバトンタッチするように現れたのが、小柳ルミ子さん。
(小柳ルミ子さんは宝塚音楽学校卒業後「夏川るみ」の芸名で初舞台。しかし、歌手の道へと進むためすぐに退団)
1971年「第22回紅白歌合戦」から1988年「第39回NHK紅白歌合戦」まで出場しました。

その後、歌手としてはありませんが、審査員や応援ゲストでの出演は多数ありますね。

新しいものでは、2007年「第58回NHK紅白歌合戦」布施明さんの「君は薔薇より美しい」のバックダンサーに、初風緑さん、伊央里直加さん、風花舞さん、星奈優里さん、貴城けいさん、蘭香レアさんが出演。
なんとも豪華で美しいダンサーでした。


現役生徒の出演となると、1999年「第50回NHK紅白歌合戦」。「紅白50回ザッツエンターテインメント」と題したコーナーでショーを行っています。
出演は、真琴つばささん、紫吹 淳さん、檀 れいさんら月組生。
紅白50回という節目、また宝塚歌劇団も85周年を迎えた年でした。

上記はゲスト出演ですが、歌手として出場した現役生徒さんもいます。
それは、1961年「第12回紅白歌合戦」に出場した、当時の星組トップスター・寿美花代さん。
主演作『華麗なる千拍子』が芸術祭賞受賞後の人気絶頂の頃でした。
12月 23日

ベルサイユのばらカルタ

ベルサイユのばら カルタ

グッズどころかパチンコにまで登場している『ベルサイユのばら』が、池田理代子さん監修の元、美しいカルタになりました。

カルタ46枚と名せりふカルタ8枚の合計54枚に加え、「全カルタ解説」などの小冊子付き。
さらに、オスカルやフェルゼンを演じた元星組男役トップスター・紫苑ゆうさんによる札読みCDまで付いています。

魅力的なキャラクターたちの絵札。
ご家族とお友達と……お正月はコレで団欒を。

価格: 2,100円
12月 21日

宝塚×漫画 雪組『ベルサイユのばら』

漫画が原作の宝塚作品をご紹介します!

漫画が原作の作品と言えばまずコレ! というか…宝塚歌劇と言えば『ベルサイユのばら』!

ベルサイユのばら 全5巻セット原作は『週刊マーガレット』(集英社)にて連載(1972年~1973年)されていた池田理代子さん作の『ベルサイユのばら』。

宝塚歌劇で初演されたのは、1974年月組公演。
その後何度となく上演され、これまでの『ベルサイユのばら』観客動員数は、400万人を越えました。

『ベルサイユのばら』上演のきっかけは意外にも「この漫画、宝塚でやって欲しい!」というファンからの声でした。
フランス王妃とスウェーデン貴族の恋。男装の麗人オスカルの存在。フランス革命。ベルサイユ宮殿……
華やかでドラマチックな設定は、宝塚にぴったりでした。

上演にあたり漫画ファンからは「原作のイメージが壊れる」などとブーイングが起きましたが、上演してみたら大ヒット。
そして、元々人気のあった漫画に宝塚が加わり「ベルばらブーム」なる社会現象まで起きました。

アニメ化、映画化され、グッズが売り出され、女子たちはベルばらの虜。
アイドル雑誌をはじめ様々な媒体に宝塚が取り上げられ、中でも榛名由梨さん、鳳蘭さん、汀夏子さん、安奈淳さんらの名前は、宝塚を知らない人たちの間にも浸透しました。

また『ベルサイユのばら』上演によりタカラジェンヌになりたい少女たちが増え、結果宝塚音楽学校の倍率もぐっと上がりました。

そして何より、多くのスターを生み出しました。


『ベルサイユのばら』がヒットした理由は多々ありますが、一つ取り上げると「スピンオフにより色々なベルばらが楽しめる」からでしょう。
「オスカル編」「フェルゼン編」「フェルゼンとマリー・アントワネット編」「オスカルとアンドレ編」に始まり、『外伝ベルサイユのばら』では、「ジェローデル」「アラン」「ベルナール」といった脇役たちが主役となるものも上演されています。

『ベルサイユのばら』はこれからもリメイクされたりスピンオフされたりして、スターを作り、従来のベルばらファンを楽しませ、新しいベルばらファンを作ってゆくことでしょうね。

脚本 植田紳爾
演出 植田紳爾/長谷川一夫(初演時)/谷正純(2001年~)


以下は、本公演で主要4役を演じた生徒たちです(1974年~2006年)

ベルサイユのばら その謎と真実◇オスカル 
榛名由梨/汀夏子/安奈淳/順みつき/紫苑ゆう/安寿ミラ/涼風真世/真矢みき/一路真輝/大輝ゆう/稔幸/彩輝直/大空祐飛/安蘭けい/朝海ひかる/貴城けい/水夏希/霧矢大夢

◇アンドレ 
榛名由梨/但馬久美/麻生薫/瀬戸内美八/麻実れい/大浦みずき/朝香じゅん/日向薫/杜けあき/麻路さき/天海祐希/香寿たつき/湖月わたる/樹里咲穂/彩輝直/安蘭けい/春野寿美礼/瀬奈じゅん/貴城けい/水夏希/立樹遥/柚希礼音

◇フェルゼン 
大滝子/鳳蘭/松あきら/みさとけい/大浦みずき/朝香じゅん/日向薫/紫苑ゆう/麻路さき/和央ようか/湖月わたる/安蘭けい

◇マリーアントワネット
初風諄/高宮沙千/上原まり/ひびき美都/仁科有理/毬藻えり/星奈優里/花總まり/白羽ゆり

12月 20日

「宝塚GRAPH」2011年1月号

「宝塚GRAPH」2011年1月号

「宝塚GRAPH」2011年1月号


◆表紙 早霧せいな&龍 真咲 撮影/篠山紀信

◆New Year’s Portrait
 轟 悠・真飛 聖・柚希礼音・大空祐飛・霧矢大夢・音月 桂
 夢咲ねね・野々すみ花・蒼乃夕妃・蘭乃はな
◆New Year’s Message
◆GRAPH新春特別企画 目指せピッタリ!計量レース
◆雪組新トップ 音月 桂特集
◆THE COUTUME 柚希礼音・夢咲ねね
◆サイドショットセレクション 星組
◆ONE DAY REPORT 蘭寿とむ
◆Especial Time~お気に召すまま~ 真野すがた→白華れみ
◆ポートレイト 凪七瑠海
◆サイドショットセレクション 月組
◆To The Future 華雅りりか・実咲凜音
◆波瀾爆笑!?我が人生 純矢ちとせ イラスト・潤色/ますっく
◆虹色Dandy 凰稀かなめ イラスト・文/芦沢仁
◆アーサーと円卓の90期 瀬戸かずや イラスト・文/煌雅あさひ
◆MY FIRST… 悠未ひろ・十輝いりす・朝夏まなと・紅ゆずる
◆篠山話に花が咲く

◆ステージポスター 夢咲ねね
◆GRAPHスペシャルピンナップ 壮 一帆

◆ステージ写真
・宙組宝塚大劇場公演『誰がために鐘は鳴る』
・花組全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ』『ラブ・シンフォニー』
・星組新人公演『愛と青春の旅だち』

2011年12月20日発売 価格700円
12月 17日

タカラジェンヌの歌うX'mas song CD

『CHRISTMAS PRESENT』あと一週間でクリスマス――。
2007年に発売されたCD『CHRISTMAS PRESENT』をご紹介します。

John Lennon、Wham!、山下達郎、平原綾香……
洋楽、Jポップス、賛美歌など様々なジャンルから19曲のクリスマス・ソングを収録。

歌うは、当時の各組スター16名。
現在も現役として頑張っているスターもいますが、すでに退団した生徒も多数。なんだか懐かしいですね。

タカラジェンヌからのクリスマス・プレゼント。
お友達に、またはご自分にどうぞ。


■収録楽曲&歌手

1: Christmas Medley(蘭寿とむ・柚希礼音)
2: Pearl White Eve~恋人がサンタクロース(桜乃彩音・陽月 華)
3: Joy To The World(水 夏希)
4: Happy Christmas[戦争は終わった](真飛 聖)
5: サイレント・イヴ(遠野あすか)
6: かりそめのスウィング(瀬奈じゅん)
7: Last Christmas(大和悠河)
8: The Christmas Song(安蘭けい)
9: Amazing Grace(春野寿美礼)
10: Song of X’smap(真飛・霧矢・大空・彩吹・柚希・蘭寿)
11: Christmas List(彩乃かなみ)
12: アヴェ・マリア(白羽ゆり)
13: クリスマスキャロルの頃には(大空祐飛)
14: When You Wish Upon A Star[星に願いを](彩吹真央)
15: クリスマス・イブ(安蘭けい)
16: O Holy Night(霧矢大夢)
17: Blue Christmas(瀬奈じゅん)
18: White Christmas(春野寿美礼)
19: Silent Night(春野・瀬奈・水・安蘭・大和)

定価 ¥3,780(税込)
12月 15日

宝塚歌劇初観劇のAさんの疑問 その2

さてさて。知人のAさん夫妻、宝塚歌劇初観劇第2弾。

A「びっくり~太ももだらけ~」

……ラインダンスね…

A「よくあんなに高く足があがるのね。きれいに揃ってるし」

きれいに揃っているのが宝塚のラインダンス。
揃えるために、必死の努力努力ですから。

A「それにみんな、足、細いのね~ あれ、アナタもやってたの?」

…やってたわよ……
細くは……ないけど。


A「大きいのにびっくり! まるで孔雀みたい!」

あぁ、フィナーレの羽根ね。

A「あれ、重いんでしょ?」

トップさんのは10kgほどあるわね。
それを背負って大階段を降りるのだから。
トップさんって、どんだけスゴイんでしょ?


そして、2階席で観劇したAさんが1番驚いたのがコレ。

A「エプロンステージって言うの? あそこで踊ってるのに驚いた!」

銀橋でのダンスね。

「カーブしてるでしょ?」
「足あげたり、走ったり…」
「後ろに楽団がいるし」
「落ちることないの?」
「怖くないの?」

そりゃ怖いし、落ちた人(なつめさ~ん)もいる。

もし客席に落ちれば、お客さんが抱きとめて(?)くれるでしょうけど(そんな時はみんな!ギュッと抱きとめるのよ!)、もし楽器だらけのオーケストラボックスに落ちたら大変。

そう。怖いです。
他にも大階段なんていう代物があるし、だってセリだって怖い。
たまにフライングもあれば、ベガ子に乗ることだって。

舞台なんて危険だらけ。
でも、だからこそ、大きな感動を与えることができるわけです。

さて、Aさんはまた宝塚を観に行ってくれるかな?
12月 13日

宝塚歌劇初観劇のAさんの疑問 その1

先日知人のAさん夫妻が、某企業の貸切公演にて、宝塚歌劇初観劇を果たしました。

“初・宝塚”の方々の感想は私にとってとても興味深く、また参考にもなるのですが、今回のAさんの開口一番が……

A「何? 休憩時間の、あのトイレの行列!」

……まずは…そこ…ですか……

A「男子トイレは空いてるのに、女子トイレのすごい列! 階段にまで並ぶなんて…」

見慣れた風景ですけど…

A「女子トイレの数、少な過ぎるんじゃない?」

いえいえ、たくさんありますよ。
でも観客は女子が多いですし、休憩時間はみんなが行きますから、混雑は当たり前というか…。



……で、舞台に関しての最初の感想が…

A「みんな同じ顔しているから、誰が誰だかわからない!」

……クローンじゃあるまいし。
みんな同じ顔なわけないでしょーが。


A「だから、今、誰が話しているのかわからない!」

……いっこく堂さんじゃあるまいし。
口を動かしている人が、話している人でしょーが。


でも、ま、確かに。
あの派手な舞台化粧を見慣れていない人からすると、みんな同じ顔に見えるのでしょう。
ドーランetcの色はだいたい同じだし、基本の化粧法も代々教えられたもの。
1階の前方の席ならともかく、後ろや2階席なら、同じ顔に見えてしまうのも仕方ないかも。

それが宝塚ファンになると、たとえ2階最後列でも、生徒の声はもちろん、シルエットや立ち位置、衣装の豪華さや色で「○○さん」とわかってしまうものです。

そうしたことがわかり始めてきた頃が、ファンになって1番楽しい時期かな?


さてさて。
Aさんの初観劇感想、明日へと続く。


12月 11日

【ローソンチケット限定】『ロミオとジュリエット』&『モーツァルト!』

宝塚歌劇団演出家・小池修一郎演出による、宝塚大劇場雪組公演『ロミオとジュリエット』と梅田芸術劇場『モーツァルト!』を1日で楽しむセット券が、ローソンチケット限定で発売されています。

料金は、宝塚大劇場B席3.500円と梅田芸術劇場B席4.000円合わせて7.500円。
一冊1.000円するプログラムが両公演とも特典として付いているため、かなりお得となっています。

日時 
1月11日(火)『ロミオとジュリエット』(13:00)& 『モーツァルト!』(17:45)
1月13日(木)『ロミオとジュリエット』(11:00)& 『モーツァルト!』(17:45)
1月18日(火)『ロミオとジュリエット』(13:00)& 『モーツァルト!』(17:45)
1月20日(木)『ロミオとジュリエット』(11:00)& 『モーツァルト!』(17:45)


雪組公演『ロミオとジュリエット』

原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎

ロミオ 音月 桂
ジュリエット 舞羽美海&夢華あみ(Wキャスト)
ベンヴォーリオ 未涼 亜希
パリス 彩那 音
ティボルト 緒月遠麻
マーキューシオ 早霧せいな
乳母  沙央くらま


ミュージカル 『モーツァルト!』

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎

モーツァルト 井上芳雄&山崎育三郎(Wキャスト)
ナンネール 高橋由美子
コンスタンツェ 島袋寛子(SPEED)
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 涼風真世&香寿たつき(Wキャスト)
コロレド大司教 山口祐一郎
レオポルト 市村正親


尚、Wキャストの配役は…

1月11日(火)
『ロミオとジュリエット』ジュリエット・舞羽美海
『モーツァルト!』モーツァルト・山崎育三郎 ヴァルトシュテッテン男爵夫人・涼風真世

1月13日(木)
『ロミオとジュリエット』ジュリエット・舞羽美海
『モーツァルト!』モーツァルト・井上芳雄 ヴァルトシュテッテン男爵夫人・香寿たつき

1月18日(火)
『ロミオとジュリエット』ジュリエット・夢華あみ
『モーツァルト!』モーツァルト・井上芳雄 ヴァルトシュテッテン男爵夫人・香寿たつき

1月20日(木)
『ロミオとジュリエット』ジュリエット・夢華あみ
『モーツァルト!』モーツァルト・山崎育三郎 ヴァルトシュテッテン男爵夫人・涼風真世


詳細、チケットお申し込みはこちらより!
12月 9日

「歌劇」2010年12月号

「歌劇」2010年12月号

「歌劇」2010年12月号


◆表紙 龍 真咲

ポートレート
大空祐飛/轟 悠/真飛 聖/野々すみ花/望海風斗/純矢ちとせ/舞羽美海

CALENDAR 
霧矢大夢

STAGE PHOTO
・『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』(星組宝塚大劇場公演)
・『はじめて愛した』(雪組シアター・ドラマシティ公演)
・『オネーギン Evgeny Onegin ─あるダンディの肖像─』(雪組東京特別公演)
・『愛と青春の旅だち』(星組宝塚大劇場新人公演)

楽屋取材『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』(星組宝塚大劇場公演) 
ミニ座談会『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』(月組シアター・ドラマシティ公演)
スターインタビュー・2010年を振り返る

2010年12月5日発売 価格700円
12月 7日

海老蔵さん休演より想うこと

宝塚ではなく…歌舞伎の話題から。

京都南座の顔見世では、市川海老蔵さん休演のため、代役が立てられています。
昼の部『阿国歌舞伎夢華』の名古屋山三は片岡仁左衛門さん、夜の部『外郎売』の曽我五郎は片岡愛之助さんと、松嶋屋のお二人が。

あの座組みでは1番最適な配役。しかし最初は「えぇっ?」と。
だって仁左衛門さんは海老蔵さんよりずっとずっと先輩。先輩が後輩の代役をするなんて、宝塚では考えられません。
そして、まだまだ家柄が重視される歌舞伎の世界で、部屋子出身の愛之助さんが主役。

「海老蔵さんを観たかった…」というファンの方はお気の毒ですが、『阿国歌舞伎夢華』では、孝夫(仁左衛門さん)&玉三郎の“孝玉コンビ”が復活!
また、梨園の生まれでなくとも、力のある役者は主役をはれるという事実。これがなんともうれしいですねぇ。


休演する人には申し訳ないですが、代役とは最高のチャンス。
特に今回の愛之助さんのように、成田屋お家芸の『外郎売』など、演じる機会のない大役となれば尚のこと。
代役は大いに評価され、今後の配役やご贔屓さん獲得にもつながります。

「よくやっていたね」
「代役とは思えないほど素晴らしかったね」
「本役に負けてないね」
「今度はこの人の、あんな役もこんな役も観てみたいね」
「い~い役者だねぇ~」


しかし代役を務める側にとっては複雑な思い。
まず「時間が足りない!」から始まり、プレッシャー、緊張、不安に押し潰されそうになるでしょう。

それに(今回の海老蔵さんに対してはイロイロモロモロな感想がおありでしょうが…)誰だって、休演したくて休演するわけじゃありません。
「健康なのも芸の内」なんて言われますが、どんなにしっかりと体調管理をしていても、病気や怪我はしますって。

休演するって……とっても辛いこと。
舞台人が休演するって、とっても辛いこと。
「自分がいなくても幕は開く」……とっても辛いこと。

それが皆、痛いほどわかっているから、代役する側は「やったぁ~!チャンスだぁ~!」などど喜べるものではありません。

ただ、自分のできることをすべてやるのみ。
本役であろうと代役であろうと、チケット代を払って劇場にいらして下さったお客様には関係のないことですものね。


やはり……まずは休演者の出ないことが1番。
昨年、インフルエンザで休演者が続出してしまった宝塚歌劇、今年はどうか皆さん元気で舞台を務めることができますよーに。
12月 6日

日本物の幕開き「チョンパ」

宝塚花の踊り絵巻現在星組が、久しぶりの日本物のショー『宝塚花の踊り絵巻』-秋の踊り-を、東京宝塚劇場(12月26日まで)にて上演しています。

日本物と言えば、チョンパ。
チョンパとは、幕開きの手法の呼び名です。

「暗転の中、緞帳が上がり、拍子木の“チョン”という音に続いて照明が“パ”っとカット・インする」

と…こんな幕開きに、お客様は思わず「おぉ~」っと声をあげます。

それもそのはず。
真っ暗だった視界が突然明るくなり、そこには色とりどりの衣装をまとった出演者一同がずら~っと居並び、音楽と共に踊り始める…
一瞬にして豪華絢爛な絵巻物の世界。
海外公演でも非常にウケる手法です。

お客様がワクワクするチョンパですが、出演者にとってもとても気持ちのいいもの。

まだ緞帳が降りている中にスタンバイ。
開演アナウンスの後、暗転となり、緞帳が上がってゆく。
客席のざわざわを感じ、ポーズする体も心も引き締まる。
そしてチョンパと共に、お客様の歓声と拍手。

気持ちイイ!
この瞬間、役者冥利に尽きると言いましょうか。

舞台人って、お客様といっしょに劇場の空気を作れるこうした瞬間がたまらなくって、舞台に立っているようなものです。
12月 3日

ル・サンク vol.123『誰がために鐘は鳴る』

宙組公演 ミュージカル『誰がために鐘は鳴る』の舞台写真集。

123


◆ 表紙 大空祐飛

各場面ごとやスターのアップ写真に加え、あらすじや主な登場人物の紹介も。
作品の感動が伝わる豪華な一冊。

二つ折りポスター付き(大空祐飛/大空祐飛&野々すみ花)

2010年12月1日発売 価格1.000円
プロフィール

桜木星子

元タカラジェンヌ&いち宝塚ファンの視点から宝塚歌劇の魅力をご紹介します。
All About「宝塚ファン」ガイドを務めています。Twitterフォローよろしく
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